リモートワーク中の従業員の装備不足
働き方は劇的に変化しました。しかしツールは以前のままです。
パンデミック発生当初、多くのビジネスリーダーは、リモートワークが必要な期間はすぐに終わり、すぐに通常の働き方に戻るだろうと考えていました。しかし、現実はそうはなりませんでした。企業は、今になってようやく、ハイブリッドワークの実現に向けた計画に取り組み始めています。
当社の調査から、在宅勤務をしている3,000名以上のリモートワーカーが味わっている苦労が明らかになりました。また、ごく一般的なデバイスを使用した在宅勤務で直面する、さまざまな課題も浮き彫りになりました。そこからわかったことは、音声と映像に対応する設備がハイブリッドワークの変化に対応できておらず、多くの従業員が適切な装備を持たずにいます。
従業員が従来のオフィスで働く場合は十分な設備を備えられている一方で、リモートで最適なコラボレーションを行うための設備は不十分であることが明らかになりました。音声や映像、そして人間工学関連のやっかいな問題が数多く発生しており、より優れたビデオコラボレーション ツールの必要性が浮き彫りになっています。リモートで働く従業員に適切なツールを提供し、オフィス勤務に戻った後もハイブリッドワークをする従業員をサポートするために、ビジネスリーダーは何をすべきでしょうか。リモートで働く従業員とオフィスで働く従業員の双方が最適なコラボレーションを行えるようにするには、どのようなデバイスが必要でしょうか。
当社のレポートには、当社のレポートには、リモートで働く従業員とハイブリッドワークをする従業員のコミュニケーションニーズを改善する際に役立つ、ビジネスリーダーと議論する際に役立つユーザーインサイトが数多く掲載されています。リモートワークを最適化することによって、従業員の生産性、定着率、ウェルビーイングに大きな影響を及ぼすことができるため、検討する価値は十分にあります。
音声と映像に関する主な問題
当社の調査から、リモートで働く従業員は、オンライン会議中に、音声や映像、また人間工学に関する問題を数多く経験していることが明らかになりました。これらの統計は、多くの企業がリモートワーク用のデバイスを従業員に任せきりにしていることを物語っています。
映像に何らかの問題を抱えている回答者の割合は89%に上りました。これは、コンピュータに内蔵されたカメラの使用が一般化したことが、主な要因です。また、回答者の63%はカメラ映りがよくないことも問題として挙げています。ビデオコラボレーションに投資を行っている組織にとっては衝撃的な数字です。
音声の問題も良い結果とは言えません。音声に問題を抱えていると回答した人は全体の85%で、そのうち66%は、通話中に会話を妨げる周囲の雑音に悩まされていると回答しています。
なぜこうした問題が重要なのか
オフィス内の仕事場もリモートの仕事場も、十分な技術基準がないと、従業員は人間関係の構築、情報に基づく意思決定、同僚との効果的なコミュニケーションを取ることができないため、オンライン コラボレーションに対応できるように設計する必要があります。こうした問題は、勤続年数に関係なく誰でも経験することです。多くの回答者は、重要なビデオ会議の進行中に必要なツールが揃っていないことを実感したと回答しています。一番大きな問題は、雇用者がこうした問題を認識すらしていない可能性があることです。
リモートで働く従業員には、在宅勤務中も、オフィス勤務時と変わらず生産的に仕事に取り組み、かつ、テクノロジー面の問題も自分で分析し解決することが求められているのです。ビジネスリーダーが従業員の期待と会社のニーズとのバランスを取るべく努めている間に、ユーザーは不完全な仕事環境の混乱をずっと我慢しています。
オンラインのコラボレーションを最適化するデバイスを、すべての従業員、そしてすべてのワークスペースに提供すれば、企業はハイブリッドワークへの移行を成功させることができます。
ITリーダーにできること
常に先を見越して行動しましょう。私たちの目標は、組織が従業員が最も求めているものを理解し、将来に向けて従業員がよりよい環境で働けるようになることです。ハイブリッドワークをする従業員のニーズは進化しています。そうであれば、コラボレーションで使用されるテクノロジーも当然進化する必要があります。
具体策として、以下を実施しましょう。
従業員にアンケートを実施し、リモートワークの課題を把握する
リモートで働く従業員が直面している課題に対する、ビジネスリーダーの認識を高める
従業員からのフィードバックに基づき、組織の要件を明確にする
- ウェブカメラ、ノイズキャンセリング ヘッドセット、コラボレーションドックの使用を推奨して導入し、リモートワーク体験を強化する
当社の調査「ハイブリッドワーク用の機器を従業員に提供する」には、ITリーダーが経営者に情報提供を行う際に役立つ、説得力ある証拠が提示されています。問題の背景にあるデータと当社ソリューションについて詳しく解説しています。以下のリンクからアクセス可能です。ぜひご一読ください。